ランニングコスト比較

計算はざっくりです。
 
条件1
  • 4人家族 水温は平均18℃
  • ふろ湯はり:42℃で200リットル
  • シャワー:40℃で240リットル(12リットル/分×5分×4人)
  • 洗面:40℃で48リットル(6リットル/分×2分×4人)
  • 台所:37℃で72リットル(8リットル/分×3分×3回)
  • =>必要トータル熱量:12,504kcal/日 = 4,56Gcal/年 = 約5,300kwh/年
条件2
電気は全て夜間料金 16円/kwh
基本料金と各種割引とデイタイム料金などは無視しました。
条件3
都市ガス単価は 190円/立方メートル
基本料金と各種割引は無視しました。業者や契約種類によって単価は異なります。
条件4
LPガス単価は 400円/立方メートル
基本料金と各種割引は無視しました。業者によって単価は大きく異なります。
条件5
石油単価は 110円/リットル
店頭価格です。業者や配達かどうかによって単価は異なります。

(条件1の)5300kw/年×1kw当たりの価格÷熱効率です。(表示は税別)

エネルギー 機器(熱効率) エコキュートを1とした場合のランニングコスト 年間のランニングコスト(1000円未満四捨五入)
電気 エコキュート 1 28,300円
電気温水器 3 84,800円
都市ガス12.8kwh/m3 エコジョーズ(0.95) 4.6 82,800円
従来品(0.82) 5.3 95,900円
LPガス
27.9kwh/m3
エコジョーズ(0.95) 4.9 78,000円
従来品(0.82) 5.6 90,000円
石油
10.2kwh/L
エコフィール(0.95) 3.8 61,000円
従来品(0.82) 4.4 71,000円

ちなみに1kwh当たりの価格は、、、(平成31年3月、税別、当社調べ)

1kw当たりの価格 料金単価
深夜電力でヒートポンプ 5.3円 1kwh = 5.33円
深夜電力でヒーター 16円 1kwh = 16円
都市ガス 15円 12.8kw / m3 = 190円
LPガス 14円 27.9kw / m3 = 400円
石油 11円 10.2kw / m3 = 110円
太陽光 0円

ガス給湯器

ガスを燃焼させてお湯を作ります。
LPガスと都市ガスがあります。

現在、最も普及しており、給湯器といえば普通はガス給湯器を指します。
加熱方式は、ほとんど全て瞬間湯沸式です。
実に多くの種類があります。

メリット

  • 機器の値段が安い。(当社の場合)
  • コンパクトで軽いので、マンションなどの集合住宅に最適。
  • 長年にわたる実績が圧倒的で、信頼性が高い。
  • メンテナンスをほとんどしなくて良い。めんどくさくない。
  • 寿命が10年~15年と、比較的長い。でも早めに交換してほしい。
  • 形状や能力や機能が豊富で最適なものが選べる。お客様は気にしてないけど。
  • 音が静か。
  • 瞬間湯沸式で使う分だけのお湯を創るので、無駄が無く圧も高くて使いやすいよ。
  • じゃんじゃん使っても湯切れの心配が無い。めんどくさくない。
  • LPガスは災害時の復旧が早め。ただし、やる気のあるガス会社のみ。

デメリット

  • ガス代がかかる。他のエネルギーに比べて一番割高。
  • 高温で有害な燃焼排ガスが出るので屋内設置には排気筒などが必要であり、また屋外設置でも注意が必要(エコジョーズだと排ガスは熱くありませんけど)
  • CO2もまあそれなりに出る。
  • 新築のときにガスの配管工事が必要。
  • ガス使用の安全性。
  • 都市ガスは災害時の復旧が一番遅い。
  • 儲けすぎてるLPガス会社に注意。

エコキュート(電気給湯器)

古くからあるのは「電気温水器」と呼ばれる電気ヒーターで水を温めるものですが、近年は「エコキュート」というエアコンでおなじみのヒートポンプ技術を利用したものが発売され、震災前は爆発的に売れてました。

どらちも安い深夜電力を利用して夜間に1日分の量をお湯を作って貯めておき、それを使用するというシステムですが、エコキュート(ヒートポンプ)は電気温水器(電気ヒーター)の約3倍の効率があるため、当然ながら電気代が1/3ですむようになりました。

メリット

  • ランニングコストが圧倒的に安い。(月1200円)将来は大幅アップの可能性大ですが今のとこは。
  • 家庭での燃焼排ガスが無い。
  • 家庭ではco2は出ない。
  • ヒートポンプは安定した技術なので機器の寿命が長い(20年以上と言われている)
  • 電気なので安全性が高い。
  • 電気料金の時間帯別契約により深夜の安い電力を洗濯機やエアコンなど他の電気機器でも使える。
  • オール電化にすることによりさまざまな特典がある。

デメリット

  • 機器の価格が高く工事費も比較的高い。
  • エコ?(熱エネ→ロス→発電→ロス→送電→ロス→熱エネとして使用)
  • 大きな貯湯タンクが必要で邪魔。設置工事が大変。
  • お湯を使いすぎると湯切れ(お湯が出なくなる)するので、びくびくしながらお湯を使う。
  • 浴槽の追い焚きにおいては、水からの沸かし直しはできない。湯切れするので、できてもやらないほうがよい。
  • 電気料金の時間帯別契約により昼間の電気料金が割高になる。